あたってしまった
2003年4月22日夕方しっかり眠った たーちゃん がいつものように夜になっても眠れずにいた。あれやこれやと散らかしては寄ってきて抱っこをせがみおっぱいを飲む。少し眠そうにしたからお布団に転がしてみたが、しばらくジタバタして結局また起きて遊び出した。
彼にとっては、いつもと同じことだった。あともう一回おっぱいを飲んだらそのまま気持ちよく眠ったのかもしれなかった。なのに「いい加減に寝なさい!」と叱って、いや、あたってしまった。
疲れてもいた。一人で過ごす時間があるならやりたいと思っていたこともあった。でも、そんなことは彼には関係のないこと。気持ちよく眠らせてからでも出来るはずのことだった。
なのに・・・。
わけもわからずに怒られて泣きながら布団に転がされて、おしゃぶりを咥え、タオルを握り、割とすぐにたーちゃんは眠った。けれど、泣きながら、彼はどんな気持ちで眠ったのだろう・・・そう思ったら涙が出てきた。
多分、彼は今夜のことなど明日の朝目が覚めた時には憶えてもいないだろう。いつもと変わらず何事もなかったかのようにおっぱいに張り付き、こちらの都合などお構いなしに抱っこをせがむだろう。
でも、こんなふうに大した理由もなく子供にあたってしまったあとの苦い思いが後々まで残ることを、あたしはお兄ちゃんを育てた経験で知っている。子供だって(記憶には残らないとはいえ)悲しい思いをする。自分だって決して子供にあたったからと気が晴れるわけでもなく、むしろそのことで自分自身も嫌な思いをする。お兄ちゃんを育てる過程で何度もそういう経験をして、今度はそうはすまいと思ってきた。なのに、それでも、繰り返してしまう。
ごめんね、たーちゃん。悲しい思いをさせたね。明日はたくさん、遊ぼうね。
彼にとっては、いつもと同じことだった。あともう一回おっぱいを飲んだらそのまま気持ちよく眠ったのかもしれなかった。なのに「いい加減に寝なさい!」と叱って、いや、あたってしまった。
疲れてもいた。一人で過ごす時間があるならやりたいと思っていたこともあった。でも、そんなことは彼には関係のないこと。気持ちよく眠らせてからでも出来るはずのことだった。
なのに・・・。
わけもわからずに怒られて泣きながら布団に転がされて、おしゃぶりを咥え、タオルを握り、割とすぐにたーちゃんは眠った。けれど、泣きながら、彼はどんな気持ちで眠ったのだろう・・・そう思ったら涙が出てきた。
多分、彼は今夜のことなど明日の朝目が覚めた時には憶えてもいないだろう。いつもと変わらず何事もなかったかのようにおっぱいに張り付き、こちらの都合などお構いなしに抱っこをせがむだろう。
でも、こんなふうに大した理由もなく子供にあたってしまったあとの苦い思いが後々まで残ることを、あたしはお兄ちゃんを育てた経験で知っている。子供だって(記憶には残らないとはいえ)悲しい思いをする。自分だって決して子供にあたったからと気が晴れるわけでもなく、むしろそのことで自分自身も嫌な思いをする。お兄ちゃんを育てる過程で何度もそういう経験をして、今度はそうはすまいと思ってきた。なのに、それでも、繰り返してしまう。
ごめんね、たーちゃん。悲しい思いをさせたね。明日はたくさん、遊ぼうね。
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