怪我させちゃった

2004年2月17日
風邪も大分よくなってきたので、気分転換といろいろな用事を済ませるのを兼ねて、たーちゃんを連れて出かけた。

市役所と郵便局で用事を済ませ、この辺では比較的大きなお店(デパート)に行く。たーちゃんは目を輝かせ売り場をフラフラと歩き周り、手を繋ぎエスカレーターに乗ってどんどん上へ。最上階にはゲームコーナーや幼児が乗れる乗り物があり、そこでしばらく遊ぶ。親子共々機嫌よく遊び、咽も渇いたところでハンバーガーのお子様セットとジュース・コーヒーを買って一休み。のんびりと遊んでいい感じだった。

さて、それじゃあ、あとは予約してあったお兄ちゃんの制服を受け取って帰ろうというところまで来て、事件は起きた。

ずっと手を繋ぐか、目の届くところにたーちゃんが居るようにして動いてきたのに、最後の最後、制服の支払いをする時に手と目を離してしまった。「たーちゃんが傍にいない」と気が付き探し始めたとたんに聞こえてきた泣き声とお店の人の声。

その方向にはエスカレーターがある。

ダッシュで駆けつけた時には、自分が居る階に下って来ているエスカレーターの降り口のところにたーちゃんが横たわっていた。お店の人が速攻でエスカレーターを止めてくれていた。右手の指がちょうどエスカレータの溝に沿うようにして段が床に吸い込まれるところに挟まっている。転んだ時におでこをぶつけたようで額をほんの少し切っていた。おでこの出血をハンカチで抑え、手を引っ張り過ぎないようにしながら、たーちゃんの頭を抱きかかえる。

・・と、たーちゃんが自力で挟まっていた指を抜いた。指が細かったからだろうか、店員さんがすぐにエスカレーターを止めてくれたからだろうか、思ったほど挟み込んではいなかったよう。薬指の爪が割れていたが、怪我自体は大したことなさそう。おでこの出血もすぐに止まりたんこぶになっている。たーちゃんの全体を見渡し、正直、ホッとした。

そのまま自力で病院へ行こうかとも思ったが、お店の人が救急車を呼んでくれていた。とりあえず、他の客から見えないところへ行き、たーちゃんを落ち着かせる。駆けつけた救急隊員が「どうする?救急車に乗る?」と訊いて来るくらいの軽症。「どうする?」と訊かれても「どうしたものか?」としばし迷う。結局「どうせ病院に行くのだから乗せて行ってもらった方がいい」という周りのお世話に甘えて、救急車に乗り総合病院へ。

時間外診察という部屋でざっと診てもらってから、レントゲン室(頭の写真)、脳外科の診察室、整形外科の診察室、レントゲン室(手の写真)、整形外科の診察室と動き回って、やっと終了。たーちゃんは頭と右手に包帯を巻かれた姿に。骨には全く異常がなく、化膿止めの薬を飲んで数日間様子を見るということになった。外傷の消毒のため明日も病院へ行かないとならない。もしかしたら数日間続けて通うのか?その辺は明日行った時にまた説明があるだろう。会計と処方箋の受け取りを済ませ外の薬局で化膿止めの薬をもらって一段落。

帰りは救急車というわけにはいかないので、タクシーに乗ってお店に戻り、お世話してくれた人たちに怪我の状況を伝え御礼とお詫びを言い、預けておいたお兄ちゃんの制服を受け取って自分の車で家に帰ってきた。

たくさん遊んで、思わぬ怪我をしてあれこれ連れまわされ泣きつかれたたーちゃんは、帰路の車の中でやっと眠った。

エスカレーターの事故は重大なことにもなりかねない。気をつけていたつもりなのに、ちょっとの油断がたーちゃんに怪我をさせてしまった。まだ判断力のない小さな子の怪我は親の責任だ。泣きながら痛みに耐えて診療を受けるたーちゃんに「ごめんね」と何度も謝っていた。そして、大した怪我にならなくて心底ホッとしている。

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