幼稚園で遊んで来た

お散歩に出て1時間ほど歩き回ったところで最寄の公立の幼稚園にたどり着いたら、たーちゃんは全く躊躇することなくトコトコ入っていった。

地域の子供の数自体が減っている上に保育園に通う子が増えたりもしているから、公立の幼稚園は今年、園児が10人に満たなかった。子供の数より遊具の数の方が多いような幼稚園。ちょうど子供達が外遊びに出てきたところに入って行ったたーちゃんは、呼んでも出てくるはずがない。先生も「いいですよ、遊んで行ってください」と声を掛けてくれたので、遠慮なく遊ばせてもらった。

初めは他の公園で見たことのあるような形の遊具に乗るくらいしか出来なかったたーちゃんだが、しばらく様子見をした後、園児に混じって遊び始めた。と言っても本人は混ざっているつもりになっているが、どう見てもサッカーをする5歳児の回りをウロウロしているだけ。(笑)　

そのうち、他の女の子がたーちゃんに興味を示し、あたしに「何歳？」「名前は？」と聞きながら、たーちゃんを『お店屋さんごっこ』に引き込んでくれた。（3歳違いの兄弟がいたらこんな感じかぁ、と思いながらそれをしばし眺めていた）

お昼が近くなって、年少さん（4歳児）が帰るのに合わせてたーちゃんも引き上げてきた。先生にお礼を言ったら「いつでも遊びに来てくださいね」と言われた。社交辞令ではあるのだろうが、少ない子供を見ていると半ば本気なのかも、とも思った。